7月7日

2022/07/07、今日は七夕です。既に梅雨の明けた日本各地ではきれいな天の川が見られるでしょうか?

二十四節気では小暑、夏の暑さが本格化してくる時期になります。季節をさらに細かく分けた七十二候では、暖かい風が吹き、蝉が鳴き始め、鷹の雛が飛ぶことを覚える時期としています。

異例の早さで梅雨明けしてしまった今年は、もう既に連日の猛暑でバテ気味の方もいるかも知れません。

暑いとついつい冷たいものを口にしがちですが、冷たいものばかりを飲んで食べていると、次第に内臓が冷えて働きが鈍り、かえって怠さや身体の浮腫につながりやすくなります。また、体力を付けようと沢山食べるのも逆効果。脾胃が疲れて、よりバテやすくなってしまいます。また、熱中症予防に水分補給は必要ですが、飲み過ぎも同じく脾胃を疲れさせてしまいます。また汗をかくことで身体の電解質も失われ、余分な水分を溜め込みやすくなり、様々な不調に繋がってしまいます。

こういう時期はカリウム、ナトリウムなどのミネラルや色々なビタミンが補給でき、適度に熱を冷ます作用のある夏野菜が最適です。

キュウリ、トマト、ナス、冬瓜、ゴーヤ、トウモロコシ、カボチャ、枝豆、インゲンなどなど…夏に旬を迎える野菜達は、気温と湿度が高くなる夏に、身体が求める食材です。やはり、「旬のものをいただく」のは理に叶っているのですね。

それからもう一つ、暑いからと言って一日中冷房の効いた冷やに閉じこもるのも、身体の巡りを滞らせる原因になります。夏に汗をかかずに過ごしていると、身体の水分(津液)が入れ替わらず、秋以降の不調にも繋がってしまいます。

昨今の猛暑のなかでは、なかなか外での運動も難しいですが、少し暑さを避けた時間などに軽く汗をかく程度に身体を動かすことも、夏を乗り切るためには大切です。

とにかく長い夏は始まったばかりです。美味しい食事と適度な運動で心も身体も軽やかに、元気に乗り切りましょう!

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