top of page

端午の節句


もうすぐ子供の日。子供の日と言えば鯉のぼりと柏餅。


治療室のあるマンションの目の前には、溝口に開業して60年ほどになる老舗和菓子屋店みよしのがあります。連日お客様が絶えず、人気店です。先日は柏餅を買い求めましたが、本当に美味しく、ぺろっと食べてしまいました… 


柏餅が端午の節句の供物とされ始めたのは江戸時代で、「子孫繁栄」(カシワの葉は新芽が育つまで古い葉が落ちないため)の縁起を担いだもののようです。

柏餅の中に入る餡の材料はもちろん小豆。この小豆は薬膳でもよく使われる食材です。味は「甘・酸」、性質は「平」(温寒どちらにも偏らない)とされています。

そしてその効能は、利尿作用、疲労回復、便秘の解消と言われています。

栄養素はデンプン・タンパク質・ビタミンB1・ビタミンB2・ニコチン酸・カルシウム・リン・鉄などを含んでいます。ビタミンB1はデンプンの消化には必須のもので、疲労回復効果があり、不足するとだるさやむくみがおこりやすくなります。また小豆の外皮に含まれるサポニンという成分は利尿や便通を促進する効果があるとされています。中国の民間療法では、胃もたれ・下痢の緩和、小豆の持つ解毒作用を利用しての水虫の治療などにも用いられることがあるようです。

甘いお菓子は食べすぎには要注意ですが、柏餅を頂きほっこりとしたひとときを過ごしてみては?


特集記事
この言語で公開された記事はまだありません
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page