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安産灸ネットワーク講演会2017



本日は安産灸ネットワークの講演会に行ってきました。講師は麻布ミューズクリニック名誉院長であり帯山中央病院院長の渡邉賀子先生、タイトルは「女性と冷え」。

鍼灸治療を受けに来られる方のなかで、冷えを訴える方は本当に多いものです。一般的に女性の約半数、男性でも1割の方が冷えを訴えるそうです。冷えといえば冬の症状と思われがちですが、最近では冷房の影響や外と内の温度差により、夏のみ冷えを訴える方も増えているそうです。"冷え”を伴う疾患も色々とありますが、リウマチやアレルギー、月経困難症など様々な疾患ともおおいに関連します。"冷え症”といっても単に手足が冷えるだけでなく、身体のだるさ、頭が重い、風邪を引きやすい、肩凝り、腰痛など様々な症状を伴います。また、もともと冷え症の女性は更年期障害の症状(多汗、ほてり、イライラなど)が強く出る傾向にもあるそうです。

鍼灸や漢方治療では、身体の不調の大元に、まず冷えがあるかどうかを考えます。そしてその原因が新陳代謝低下型(気虚)か血流障害型(血虚、血瘀)、または余分な水分が身体に溜っているのかストレスが原因(気滞、気逆)なのかを判別し、それぞれに対して最適な治療を行っていきます。冷えのある方にはお灸をすることも多いのですが、同時に食事や衣類、住環境の注意や運動なども冷え対策として重要になっていきます。

多くの場合、手足が冷たい、だるさが続くといった"何となく不調”だけではなかなか受診もせず放置されがちです。まさに冷えは万病の元」、年齢・性別問わず、さらに大きな身体の不調につながる前にぜひ鍼灸や漢方をお試し頂き元気いっぱいに毎日を送って頂きたいと思います!



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