top of page

冬到来

12月に入り急に寒さがやってましたが、皆様体調を崩されてはいないでしょうか。

さて二十四節気では、今年は 12月7日(水) が 『大雪』、12月22日(木) が 『冬至』 となっています。

自然界は草木が枯れ、動物たちは冬眠に入る頃。そして夜が最も長くなる冬至は陰の極まる時です。

社会生活においても、12月は「師走」の名の通り、年末年始に向けて何かとせわしなくなり疲れを溜め込みやすくなりますね。その上、寒さも本格的になってくるため、『寒邪』の影響を受けやすくなります。寒さで身体が冷え切ってしまい、身体の陽気の要である「腎」が影響を受けやすいとされています。 

東洋医学では、「腎」は泌尿・生殖器だけでなく、内分泌機能を司る生命の根幹を担う臓器として考えられ、生まれ持った生命エネルギーを蓄えている場所ともされています。


さて、東洋医学では、陰と陽はどちらも大切なものであり、バランスを崩すと不調が起こると考えられています。興奮や抑制などの意味も含んでいるので、西洋医学的にいえば「自律神経(=交感神経と副交感神経)」に近いと考えられます。

腎にも陽と陰があり(腎陽、腎陰)、腎陽は体の熱源、腎陰は体の水分(潤す・冷ます働きをもつ)にあたります。

冬の邪気である寒邪が腎に及ぶと、腎陽が侵され、体の熱源が弱まり、冷えだけでなく、腎陽によってコントロールされている腎陰の水分代謝も弱まり、身体に水がたまり、更に冷える原因になったり、排尿異常や腰痛など様々な体の滞りや不調に繋がります。また、冬の乾燥や寒さの厳しい気候は、腎陰にも影響します。腎陰が弱ると体の潤いがなくなり、呼吸器や皮膚の乾燥、身体のほてり、身体の免疫力や回復力の低下に繋がってしまいます。

したがって、腎陰・腎陽ともに整えておくことが冬を乗り切るポイントの一つといえます。


冬に弱りがちな「腎」を守るには、身体を冷やさないように心がける、冷飲食を避けるとるとともに、「腎」を補う黒い食べ物を積極的に摂るのがおすすめです。

例えば、補腎作用のある栗・黒豆・キクラゲ・昆布・牡蠣・アワビ、身体の陽気を高める食材の羊肉・鹿肉・クルミ・ニラ・シナモン・クローブ・ヨモギなど、滋陰作用の黒ゴマ・百合根・豚肉・卵・松の実・枸杞子などがあります。

また、冬至に食べる習慣のある南瓜は補気作用があり、消化機能の強化も期待できる食材です。


寒い冬は温かいお鍋で心も身体も温め、かつ様々な食材を手軽に摂取できるので、とても理に叶った食養生ではないかなぁと、お鍋をつつきながら想う今日この頃です。皆様も寒い夜は様々ななお鍋を楽しんでみて下さい!


特集記事
この言語で公開された記事はまだありません
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事