立冬
今年は急に寒さがやってきて、すでに冬のような日もありましたが、体調崩しておられないでしょうか。
さて二十四節気では、11月7日頃から11月21日頃までを「立冬 (りっとう)」といいます。暦の上では冬の始まり。木枯らしが吹き始め、いよいよ寒くなっていく時期です。
冬は陰に属しますので、自然界は静粛になります。草木は枯れ、動物や昆虫などの多くは冬眠します。エネルギーを温存し、春の到来 (陽気が増える) を待ちます。
また、冬は五臓では「腎」、また「閉臓」と言われ、全てが閉塞して陽気を外に出さないよう気の流れも変化します。身体を寒さにさらさず暖かく保ち、陽気を消耗しすぎないように静かに過ごすと、春以降も快適に過ごしていけるようになります。
ただし、寒いからと言って一日中こたつでゴロゴロ…というのも良くありません。昼間は汗をかきすぎない程度、適度に身体を動かすことも必要です。
立冬の頃の体によい食材は、体を温める根菜類や、風邪予防のための果物など。
例えば、南瓜・人参は血を補う、粘膜保護、血流改善の効果が期待できますし、かぶは温性の性質を持ち、胸腹部の冷えによいとされます。
ただし果物を夜に