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夏至

  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

2026年の夏至は6月21日、一年の中で 太陽の力が最も満ちる日です。 東洋医学では、「陽が極まれば陰に転ず」といわれ、陽の気が最も高まった後は、少しずつ陰へと移り変わっていくと考えます。実はこの切り替わりの時期は、身体も環境の変化に合わせようとしているため、不調が現れやすい節目でもあります。


☀️ 夏至は“身体の声”が聞こえやすくなる時期

外の陽気が強くなると、身体の内側ではその反動で 陰(休む力) が不足しがちになります。 その結果として起こりやすいのが、こんな変化です。

  • 夏バテの前ぶれ — だるさ、食欲低下

  • 睡眠の質の低下 — 寝つきが浅い、途中で目が覚める

  • 自律神経の乱れ — イライラ、集中力低下

  • むくみやすさ — 湿気の影響で水分代謝が落ちる

病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が優れない。

そんな状態を、東洋医学では「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが滞っているサインと考えます。特に梅雨に入ると湿気が多くなり、胃腸の働きが弱りやすい季節です。そして身体の中に余分な水分や熱が溜まることで、だるさやむくみ、自律神経の乱れなどが起こりやすくなります。だからこそ夏至の養生では、「余分な熱を逃がし、胃腸と心をいたわること」

が大切になります。


🌿 鍼灸が夏至に向いている理由

鍼灸は、身体の気血の巡りを整え、本来備わっている回復力を引き出す伝統医療です。

東洋医学では、夏至の頃は身体の変化が表れやすく、身体を整える良い機会と考えられています。

  • 気の巡りを整え、だるさを軽減

  • 胃腸の働きをサポートし、夏バテ予防に

  • 自律神経を調整し、睡眠の質を改善

  • 心の落ち着きを取り戻す

鍼は髪の毛ほどの細さで、刺したとしても痛みはほとんどありません。当院では、王不留行子(おうふるぎょうし)という植物の種などを用いてツボをやさしく刺激する「刺さない鍼(陰陽太極鍼法)」も行っています。皮膚に軽く触れる程度の刺激で施術を行うため、鍼が初めての方や刺激に敏感な方にも受けていただきやすい方法です。


🌞 夏至におすすめのツボ3選

1. 百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんにあるツボで、全身の気を整える“総司令塔”のような存在。 自律神経のバランスを整えるためによく用いられ、気持ちの落ち着き・頭重感・睡眠の質の改善に役立ちます。

2. 内関(ないかん)

手首の内側にあり、胃腸の働きを助け、心を落ち着けるツボ。 湿気で弱りやすい胃腸のケアに最適です。

3. 足三里(あしさんり)

東洋医学では古くから健康維持のために用いられてきた代表的なツボです。夏の暑さで落ちやすい 体力・胃腸の働き を支えてくれます。「夏バテ予防、むくみ改善、だるさの軽減」が期待できます。


🍃 ツボ押しのコツ

  • 1か所につき 5〜10秒を3回ほど

  • 痛気持ちいい程度の強さ

  • 深呼吸しながらゆっくり押す

ツボは強く「押す」より、 優しく心地よい感覚でそっと押してみて下さい。

鍼灸と併せていただくことで、全身の巡りがさらに整い、夏の暑さに負けないしなやかな身体づくりにつながります。


🌿 夏至の頃におすすめの養生法

1. 朝の散歩

体内時計が整い、自律神経が安定します。軽く汗ばむ程度が理想です。

2. 湿気をさばく食材

梅雨時や夏至の頃は湿が溜まりやすい季節。 余分な水を外に出す食材を意識すると、身体が軽くなります。

とうもろこし、きゅうり、はとむぎ、すいか、緑豆など。 胃腸が弱っている時は常温で摂るのがおすすめです。

3. 軽い汗をかく運動

激しい運動より、ゆっくり巡りを促す動きが向いています。ウォーキング、ラジオ体操、ヨガ、太極拳など、無理のない範囲で「軽く汗をかいて、すっきりする」くらいがベストです。

4. 冷たいものを摂りすぎない

夏至の頃は胃腸が弱りやすいので、冷たい飲食物は控えめに。 冷やしすぎると、だるさ・むくみ・食欲不振が悪化します。

常温の飲み物や温かい汁物を取り入れ、胃腸を守りましょう。

5. 心を静める時間

深呼吸、瞑想、ぬるめのお風呂、照明を落とす習慣などで心身をクールダウン。


🌿 夏を元気に過ごすために

夏至は、身体からの小さなサインに気づきやすい時期です。

「少し疲れやすいな」「最近よく眠れないな」「なんとなく身体が重いな」、そんな違和感は、身体が整えてほしいと伝えているサインかもしれません。本格的な夏を迎える前に身体のバランスを整えておくことで、夏バテしにくい身体づくりにつながります。

「鍼灸は初めてだけど少し気になる」、そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。

皆さまが健やかに夏を過ごせるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。



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