
2022年3月
もうすぐ3月です。まだまだ寒い日が続いていますが、少しずつ日差しの暖かさを感じられるようになってきたでしょうか。 さて、当院 かいせい鍼灸治療室は2022年3月で開院5周年を迎えます。 5年前にここ川崎市溝の口にて鍼灸治療室を始めて、初めての場所で土地勘も無い中、ただただ毎日必死に過ごしてきた気がします。マンションの一室で路面店でもないため、なかなか外からは判りづらい場所であり、果たして人様に知って頂けるだろうかと不安を感じていました。 それでも少しずつ来院して下さる方が増え、何とか5年過ごしてこられました。この間、皆様の様々な不調や疾患に向き合うことで沢山の勉強をさせて頂きました。この場をお借りして感謝申し上げます。これからも皆様の健康維持に少しでもお役に立てるよう日々研鑽を重ねて参りたいと思います。 次の目標は10周年、これからもお引き立て頂きますようお願い申し上げます。

春です
2月4日は二十四節気の立春、暦の上では春のスタートです(二十四節気;春夏秋冬それぞれの季節を6つに分け、自然界の気候の変化をあらわしたもの)。 東洋医学では「天人合一思想」(自然と人は同一のもの)という考えがあり、季節の移り変わりとともに身体も変化していくと考えられています。冬(陰)から春(陽)への変化は、草木が芽吹くように、次第に肝の気が旺盛になってきます。気のエネルギーは本来内から外に向かって発散していきます。それに伴い、身体も活動的になったり何かを始めようといったエネルギーが湧いてくる時期になります。 けれども、冬から春の移行期は、冬(陰=じっとエネルギーを蓄える時期)の影響が残っていますから、急に激しい運動をすると身体がついて行けず怪我などにつながります。運動する場合は、少しずつ強度を増すなど注意が必要です。 また、肝の気が旺盛になりすぎたり鬱滞してしまうと頭痛やめまい、イライラ、不眠などの不調につながります。肝気を停滞させないためにも散歩をしたり軽い運動をしたり、リラックス出来る時間を過ごしてゆったりとした気持ちを保つことが大切です。