

勉強会に参加してきました
5/21(日)は一日休診にして系統中医学講座(小太郎漢方製薬主催)に参加してきました。2016年4月から始まり2年間のカリキュラム(毎月第3日曜日に午前午後、隔月で計4講座)も今回で6回目、折り返し地点です。内容は中医学の基礎理論から弁証・症例分析、生薬(漢方薬)処方など基礎から臨床応用までを網羅しています。中医学は鍼灸学校でたくさん教わりましたし日々の臨床でも常に使っている知識ですが、学生時代と違い、臨床での経験が出来てくる中で学び直すものは、また違った発見があります。講師の仙頭正四郎先生((財)高雄病院 京都駅前診療所所長)は、常にダジャレを交えて、小難しい中医学も解りやすく解説して下さいます。そのため学校では習ったもののつい忘れがちになっていた事柄を思い出したり、日々接している患者さんの様子を想像しながら治療のヒントを得られたり、毎回とても勉強になっています。ちなみに今回のテーマは"腎"。西洋医学的な腎臓の働きに加え、中医学(東洋医学)では生きるための生命エネルギーの保有臓器として大変重要な位置を占めます。その不調(病態)や漢方の処方の解説


GW後半
GWも後半、お出かけの疲れが出ている方も多いのではないでしょうか。 連休明けに疲れを残さないためにも今のうちにたっぷりと休養をとって食事でしっかりと栄養をとっておきたいものです。 そんな時におすすめなのが鶏胸肉、マグロ、カツオ。これらに多く含まれるのがイミダペプチドという成分で、優れた疲労回復効果があることで注目されています。イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)は動物の骨格筋に含まれており(もちろん人間にもあります)、疲労の原因となる活性酸素を除去し細胞の酸化を防ぐことで、疲労をやわらげる作用を持っているそうです。 イミダペプチドは、乳酸(筋肉内に含まれる疲労の原因物質)の分解を促進させ、身体の疲労感をやわらげる効果があります。また活性酸素が増えた時に感じやすい精神的なストレスをやわらげる効果も期待できます。そして、1日に200~400mgを3週間以上継続して摂取することで抗疲労効果が得られるようになるようです。食材の中で最もイミダペプチドが豊富な鶏胸肉で100g中に200mg含まれています。ですから毎日100gの鶏胸肉を食べるのがおすすめで


端午の節句
もうすぐ子供の日。子供の日と言えば鯉のぼりと柏餅。 治療室のあるマンションの目の前には、溝口に開業して60年ほどになる老舗和菓子屋店みよしのがあります。連日お客様が絶えず、人気店です。先日は柏餅を買い求めましたが、本当に美味しく、ぺろっと食べてしまいました… 柏餅が端午の節句の供物とされ始めたのは江戸時代で、「子孫繁栄」(カシワの葉は新芽が育つまで古い葉が落ちないため)の縁起を担いだもののようです。 柏餅の中に入る餡の材料はもちろん小豆。この小豆は薬膳でもよく使われる食材です。味は「甘・酸」、性質は「平」(温寒どちらにも偏らない)とされています。 そしてその効能は、利尿作用、疲労回復、便秘の解消と言われています。 栄養素はデンプン・タンパク質・ビタミンB1・ビタミンB2・ニコチン酸・カルシウム・リン・鉄などを含んでいます。ビタミンB1はデンプンの消化には必須のもので、疲労回復効果があり、不足するとだるさやむくみがおこりやすくなります。また小豆の外皮に含まれるサポニンという成分は利尿や便通を促進する効果があるとされています。中国の民間療法では、胃も